令和6年8月27日、「揖保乃糸(イボノイト)、IBONOITO」が地理的表示(GI)として登録されました(登録番号第154号)。
地理的表示(GI)保護制度は、地域に根ざした特産品の名称を地域の知的財産として保護する制度です。 これにより、「揖保乃糸」はブランド価値の保護や、消費者が信頼して選べる安心の証となります。
地理的表示(GI)保護制度登録内容
- 登録番号
- 154
- 名称
- 揖保乃糸
- 登録日
- 2024/08/27
- 生産地
- 兵庫県
- 登録生産者団体
- 兵庫県手延素麵協同組合
- 特性
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茹で伸びしにくく滑らかな舌触りとコシのある歯切れの良い食感を有する。
手延そうめんでは日本一の生産量を誇るなど、名品として高い認知を得ている。
- 地域との結び付き
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生産地では、揖保川流域の肥沃な土壌を背景に、小麦と水車製粉による小麦粉の生産が盛んであった上、近隣の良質な赤穂塩の入手が容易であったため、古くからそうめん作りが行われてきた。
約600年に渡る「手延製法」と「厄」と呼ばれる専用倉庫での熟成方法など、特有の製法を受け継いできた。
明治27年には、統一基準による製品検査と等級分けを導入し、製品の品質と信頼性を高めるとともに、生産地を流れる揖保川の名に因んだ「揖保乃糸」に名称を統一した。
日本地理的表示(GI)登録とは
「地理的表示保護制度」は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。
日本の地理的表示法に基づいて登録された産品には、地理的表示と併せてGIマークを表示することができます。